名作速読朗読文庫vol.507木暮 理太郎全集読上機能付き


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Jun 29, 2017

About 名作速読朗読文庫vol.507木暮 理太郎全集読上機能付き

木暮 理太郎(こぐれ りたろう、1873年12月7日 - 1944年5月7日)は、日本の登山家。

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木暮 理太郎(こぐれ りたろう、1873年12月7日 - 1944年5月7日)は、日本の登山家。

群馬県新田郡強戸村大字寺井(現・太田市)生まれ。東京帝国大学文学部哲学科中退。田部重治と共に、詳しい地図がまだ作成されていない探検時代の日本アルプスや秩父山地に入り、これらの山々の魅力を世に紹介した。単に山に登るだけでなく、山岳展望や登山史の研究、地名の考証にも大きな熱意を示し、人文的な「山岳研究」というべき分野を開拓したパイオニアの一人である。著書『山の憶い出』は日本の山岳書中でも内容の濃い傑作とされる。明治末期から大正にかけて、東京市内の各所に通いつめてまとめた「望岳都東京」(『山の憶い出』所収)は、東京から見える山々を初めて詳しく明らかにした文章として知られている。職業としては、雑誌『ハガキ文学』や東京市の史料の編纂に携わった。

1935年12月、日本山岳会の第3代会長に就任した。登山しては書き、何より山が好きという人で大衆登山家に支持された。田部重治と共に静観派の指導者であった。

1941年1月に日本山岳会が社団法人認可されると、社団法人日本山岳会の初代会長に就任した

本文内容見本

秋の鬼怒沼    木暮理太郎

日光の紅葉

大正九年十月十日。松本善二君と倶《とも》に、午前五時五分発の列車にて上野駅出発、九時二十七分日光着。馬返まで電車に乗り、午後二時三十分中禅寺湖畔、三時五十分湯元。板屋に泊る。

 日光の町から馬返へ行く途中、眉を圧して聳え立つ女貌《にょほう》山や赤薙《あかなぎ》山の姿が、或は開けた谷間の奥に、或は繁った黒木の森の上に、電車の進行に連れて忙しく右手の窓から仰がれる。其中腹千五、六百米附近と思われるあたりに、真紅なそして冴えた一団の霞のようなものが諸所に屯《たむろ》している。それは汽車が文挟《ふばさみ》駅を過ぎて今市に近づく頃から既に眼に映じていたものであったが、今 此処《ここ》から見ると霜に飽いた紅葉であることがはっきりと認められたのであった。然《しか》し麓の秋はまだ浅い。神橋《しんきょう》のあたりでは僅《わずか》に紅を催すという程度である。剣ヶ峰ではそれは可《か》なり色づいてはいたが、中禅寺に来てはじめて秋の日光らしい粧《よそおい》が見られた。

 中禅寺の秋を代表するものは、何と言っても大崎から古薙の辺に至る間の湖畔一帯の闊葉樹林であろう。水を隔てて南に丘陵の如く横たわる半月山や社《しゃ》山の連嶺も、黒木は多いが相当の距離があるので明るい。千手ヶ原の湖水に接したあたりは、葭《あし》やら薄《すすき》やら禾本《かほん》科植物の穂先が、午下の太陽から迸射する強い光芒に照されて、銀の乱れ髪のように微風にゆらめいている。其《その》奥に仄《ほのか》に紅味のさした紫にぬりつぶされて、秀麗な錫《すず》ヶ岳が西の天を限っていた。久振りで眺めた中禅寺湖畔の秋色は矢張《やは》り勝れていると思った。

 戦場ヶ原は秋正に闌《たけなわ》である。東から北にかけての落葉松の林が続いていたように覚えているが、今は殆ど伐り尽されて、眺望は開闊になった。男体太郎二山の裾や小田代原方面の紅葉も無論よいが、泉門《いずみやど》池の北方で湯元への道が端山の裾に沿うて緩かに上るあたり、掩いかかる大木の梢から下枝の先に至るまで、鮮かな黄に彩られた霜葉の美観は、蓋《けだ》し此処の圧巻であろう。温泉《ゆせん》岳から金精山や前白根に至る諸峰も指呼の間にある。奥白根の絶巓《ぜってん》も何処かでちらと見たようであったが判然しない。

代表作品

泰西名畫鑑』(美術書)を著す

『山の憶い出』 平凡社ライブラリー版

名作速読朗読文庫は、聞いても読んでも楽しめる日本の名作集です

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名作速読朗読文庫vol.507木暮 理太郎全集読上機能付きProfessional版

vol 件数 選択 作家名 タイトル カテゴリー

507 1 日本文学 木暮 理太郎 秋の鬼怒沼 小説

507 2 日本文学 木暮 理太郎 朝香宮殿下に侍し随筆

507 3 日本文学 木暮 理太郎 後立山は鹿島槍ヶ随筆

507 4 日本文学 木暮 理太郎 美ヶ原 随筆

507 5 日本文学 木暮 理太郎 越中劒岳 随筆

507 6 日本文学 木暮 理太郎 大井川奥山の話 随筆

507 7 日本文学 木暮 理太郎 奥秩父 随筆

507 8 日本文学 木暮 理太郎 奥秩父の山旅日記随筆

507 9 日本文学 木暮 理太郎 尾瀬雑談 随筆

507 10 日本文学 木暮 理太郎 尾瀬の昔と今 随筆

507 11 日本文学 木暮 理太郎 思い出す儘に 随筆

507 12 日本文学 木暮 理太郎 釜沢行 随筆

507 13 日本文学 木暮 理太郎 嘉陵紀行 随筆

507 14 日本文学 木暮 理太郎 木曾御岳の話 随筆

507 15 日本文学 木暮 理太郎 木曽駒と甲斐駒 随筆

507 16 日本文学 木暮 理太郎 北岳と朝日岳 随筆

507 17 日本文学 木暮 理太郎 金峰山 随筆

507 18 日本文学 木暮 理太郎 黒部川奥の山旅 随筆

507 19 日本文学 木暮 理太郎 黒部川を遡る 随筆

507 20 日本文学 木暮 理太郎 黒部峡谷 随筆

速読能力開発ツールも付属した名作速読朗読文庫です 

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読みは 機械による自動読みです 読みに誤りがある場合はご連絡をいただけば、可能な限り、修正いたします 

更新作業をすれば、正しい読みとなります

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