森 鷗外(もり おうがい)は、日本の明治・大正期の小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医である 「阿部一族」「高瀬舟」など歴史小説や史伝「澁江抽斎」等も執筆した。
名作速読朗読文庫vol.399 森 鴎外全集3 読上機能付きProfessional版
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森 鷗外(もり おうがい、1862年2月17日(文久2年1月19日) - 1922年(大正11年)7月9日)は、日本の明治・大正期
の小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医(軍医総監=中将相当)、官僚(高等官一等)。位階勲等は従二位・勲一等・
功三級・医学博士・文学博士。本名は森 林太郎(もり りんたろう)。
石見国津和野(現・島根県津和野町)出身。東京大学医学部卒業。
大学卒業後、陸軍軍医になり、陸軍省派遣留学生としてドイツでも軍医として4年過ごした。帰国後、訳詩編「於母影」、
小説「舞姫」、翻訳「即興詩人」を発表する一方、同人たちと文芸雑誌『しがらみ草紙』を創刊して文筆活動に入った。
その後、日清戦争出征や小倉転勤などにより、一時期創作活動から遠ざかったものの、『スバル』創刊後に「ヰタ・セク
スアリス」「雁」などを発表。乃木希典の殉死に影響されて「興津弥五右衛門の遺書」を発表後、「阿部一族」「高瀬舟」
など歴史小説や史伝「澁江抽斎」等も執筆した。
晩年、帝室博物館(現在の東京国立博物館・奈良国立博物館・京都国立博物館等)総長や帝国美術院(現日本芸術院)初代院長なども歴任した。
本文内容見本
高瀬舟 森鴎外
高瀬舟《たかせぶね》は京都の高瀬川《たかせがわ》を上下《じょうげ》する小舟である。徳川時代に京都の罪人が
遠島《えんとう》を申し渡されると、本人の親類が牢屋敷《ろうやしき》へ呼び出されて、そこで暇乞《いとまご》い
をすることを許された。それから罪人は高瀬舟に載せられて、大阪《おおさか》へ回されることであった。それを護送
するのは、京都 町奉行《まちぶぎょう》の配下にいる同心《どうしん》で、この同心は罪人の親類の中で、おも立った
一 人《にん》を大阪まで同船させることを許す慣例であった。これは上《かみ》へ通った事ではないが、いわゆる大目に
見るのであった、黙許であった。
当時遠島を申し渡された罪人は、
代表作品
舞姫 (『国民之友』、1890年1月)
ヰタ・セクスアリス (『スバル』、1909年7月)
鶏 (『スバル』、1909年8月)
金貨 (『スバル』、1909年9月)
雁 (『スバル』、1911年9月–1913年5月)
興津弥五右衛門の遺書 (1912年10月、『中央公論』)
阿部一族 (『中央公論』、1913年1月)
山椒大夫 (『中央公論』、1915年1月)
最後の一句 (『中央公論』、1915年10月)
高瀬舟 (『中央公論』、1916年1月)
寒山拾得 (『新小説』、1916年1月)
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名作速読朗読文庫vol.399 森 鴎外全集3 読上機能付き Professional版
合計冊数 20 合計文字数 406840
vol 件数 選択 作家名 タイトル カテゴリー 文字数 文字量
399 1 日本文学 森 鴎外 高瀬舟 小説 9406 大
399 2 日本文学 森 鴎外 高瀬舟縁起 随筆 1513 小
399 3 日本文学 森 鴎外 痴人と死と 随筆 14918 大
399 4 日本文学 森 鴎外 沈黙の塔 小説 6664 大
399 5 日本文学 森 鴎外 辻馬車 小説 5641 中
399 6 日本文学 森 鴎外 釣 小説 1248 小
399 7 日本文学 森 鴎外 独身 随筆 10063 大
399 8 日本文学 森 鴎外 なかじきり 小説 1951 小
399 9 日本文学 森 鴎外 夏目漱石論 随筆 741 小
399 10 日本文学 森 鴎外 鶏 小説 20242 大
399 11 日本文学 森 鴎外 鼠坂 小説 8551 大
399 12 日本文学 森 鴎外 橋の下 小説 3956 中
399 13 日本文学 森 鴎外 花子 小説 5600 中
399 14 日本文学 森 鴎外 一人舞台 小説 6857 大
399 15 日本文学 森 鴎外 百物語 小説 14004 大
399 16 日本文学 森 鴎外 ファウスト 小説 259081 大
399 17 日本文学 森 鴎外 不苦心談 小説 4131 中
399 18 日本文学 森 鴎外 普請中 小説 4693 中
399 19 日本文学 森 鴎外 二人の友 小説 12389 大
399 20 日本文学 森 鴎外 文づかい 小説 15191 大
合計冊数 20 合計文字数 406840
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